 |
|
新聞の記事にありました。昨年平成19年の統計では、7人に一人の割合で不妊治療を受けての赤ちゃんが生まれたそうです。私にとっては驚きの数字でしたが、すぐ考え直して「あり得る数字」だと思いました。
私の手元にライブリー学院の受講生の食物記入表が500名分程あります。これは受講前に1週間分の朝食、昼食、夕食、間食の内容と飲み物の数とその種類とを記入していただいたものです。講座受講後に私が各人の記入表に対してのコメントをつけて卒業生に郵送します。多くの方がこのコメントを冷蔵庫に張っておられるようで、時々見ていますとのご連絡を頂きます。
さて、この食物記入表の中にはその内容たるや驚愕のものが何枚もあります。朝食を摂っていない人が3分の1。お昼も摂っていない人がちらほら、摂っていても軽食。このような方の殆どがスナック菓子類をやたらに食べています。中には1日の摂取カロリーの3分の2は殆ど砂糖からではと言うような人さえもいます。夕食はバラエティーに富んでいますが緑の葉野菜は殆どありません。野菜と言っても多くはサラダを少々で、レストランのお飾り生野菜程度です。
あなたは何人、何処の国の人と思わず言いたくなるのは私だけでしょうか。日本に住んでいる人とは、とても思えない食事です。これはたまたまの外食でのことではなく自宅での食事がです。大病もせず、これでよくこれまで生きてこれたね、よく子育てが出来ましたね、と思わず声をかけたこともあります。このような食生活の状況は、特に医療従事者や食品関係者と一般人を比較しても大差はありません。
しかし、こんな食事で大丈夫かなと思う人の中にも、元気な方がおられます。このような人達に共通するのは、良く動いて声が大きく呼吸量が多い、水分の摂り方が適正な人です。こんな観察は、呼吸量を抜きにして、食品の物性だけを研究している栄養学では考えの及ばないところでしょう。
また、中には見事な食べ方をしておられる人もおられます。こんな方に出会うと、皆さんの見本になって「これが普通の食生活です」とぜひ普及活動をして下さいとお願いしたくなります。今はとても少数の発言なのでその発表の機会があまりないのが残念です。
受講者の感想の中には、食材の選び方、食事内容、味覚が変わり、良く味わうように食べるようになった。そうするとコンビニやデパ地下のお総菜が嫌になり、食費も少なくなりましたとの報告は多いものです。また、自分は勿論、家族もすっかり元気になりました。妊娠しました。出産しました。テレビの本物気取りのグルメ番組が嫌になりました。などの報告を聞くと「ほっと」してうれしくなります。
このような声を振り返えりながら私は、今の「食育」に商機を読みとり、参画し「食の産業人」が話題を独占しようする社会が続く限り、近い将来には7人に1人どころか半数の赤ちゃんが不妊治療の結果となるように思います。
|